あの事件

例の長崎の小六少女の同級生殺害事件。
いろんなとこでいろんな論議が展開しています。
私も友人と一緒に話しています。

しかし、周囲の大人が受けたショックは凄いものです。
まずは被害者と加害者の親。
被害者の父親の手記を見た時は涙が出そうになりました。
そして加害者の両親もきっときっと大変だと思います。
世間の非難を一身に浴びるわけですから…。
そして担任の教諭もショックで教壇に立てる状況じゃないとか。
あの日以来、教室に行くことが出来ないそうです。
そして、駆けつけた救急隊員まで…。

きっと想像を絶する光景だったのでしょう。
だから大人でさえも受け入れがたいんでしょう。私は想像すら出来ません。
自分の首の脈打っている所をさわってみます。血が流れているのが実感できます。
ここを切ったのでしょうか?
小六の女の子が、綿密に計画を立てて殺害を企てたなんて。

私は小学校から続いている幼なじみの友人がいますが、
よくケンカしたけど、殺そうなんて思ったことはないです。
小学校からのその友人とこの事件を話す時は、
どうしても自分たちの小学生の頃を振り返ります。
ケンカしたし、口きかない日もあったけど、
気持ちをぶつけることも出来たし、仲直りも出来ました。
ぶつけたり、ぶつけられた気持ちをうまく処理も出来ました。
その間、親は別に何か役割があったわけでもありません。
親に愚痴ったこともありません。
でも、それは単純に子供のケンカとして、経験したのです。

今回の事件で大人の責任云々と出るかもしてませんが、
私の子供時代は、子供の世界に大人もあまり立ち入らなかったような?
それでは、一体今回の事件は何が原因なのでしょう?
少女が好んで見ていた小説でしょうか?
それともネット、チャットというバーチャルの世界でしょうか?
この事件で、亡くなったさとみちゃんへの一番の供養は、
きちんと原因を究明し、二度と同じような事を起こさない事だと思います。

ご冥福をお祈りします。