テレビを見て

アメリカ大統領がイラク復興に仏、独、露を排除する考えを出し、
独などは強い不快感を示している。
このニュースを見てふと第一次大戦と第二次大戦の所謂「戦間期」を連想してしまった。
いや、別に何か根拠があるわけではないのだが、
なんとなく、なんていうのか、
歴史がまたおろかな方向へと行っているような気がしてならない。
国際関係は、正義や公平を求むべきなのは当然だが、
実際の歴史はやはり国益や個人の利益が優先されていることがあると私たちに教えてくれている。
イラクにしても、各国の思惑が複雑に絡み、
その背後には各国の経済にも関わることもある。
自衛隊の派遣だって、単純に行く行かないではなく、
日米関係、その後のイラク復興に日本が経済面でどれだけの「うま味」がもたらされるか、
いろいろ複雑な要因が絡んでると思う。
そう思うと、アメリカと言う国はもはやその国の国民だけが関心を持つだけにとどまらない。
アメリカという国の大統領が誰かと言うことだけで、世界情勢がこんなにも変わるのだから。

ローマ帝国大英帝国がその栄華を極め、そして滅亡または衰退したように、
米国も「大米世界政府」として君臨し、そして衰退するのだろうか?